なぜ?当たり年の買取価格の違いとは
1.なぜ?当たり年の買取価格の違いとは
よく同じものなのに年代によって価格が違うワインを見かけますよね。買取価格も同じように年代によって違いがあるのです。それはなぜなのでしょうか。そもそも当たり年とは何なのでしょうか。
ここでは当たり年ワインについて詳しくご紹介したいと思います。
2.当たり年ワインとは何で決められるの?
当たり年のワインは一体どのように決められているのでしょうか。
ワインでの当たりとは、ブドウの出来具合のことをいい、良質なブドウが収穫されたもので作るワインが当たり年ワインとなります。
では、良質なブドウを収穫するのに大切なこととは一体何なのでしょうか。
それは「天候」です。良質なブドウが作られるためには天候がとても重要です。ブドウは春から秋に作られますが、この期間に「十分な日照時間が確保できている」「収穫するときに大量の雨が降っていない」という2つのことが重要で、どちらも満たしていることで良質なブドウが作られるのです。
そんなブドウを使ったワインは、上質なものに間違いないということで「当たり年ワイン」となるのです。
3.それぞれのワインの当たり年はいつ?
種類によって当たり年もさまざまです。今回はボルドーとブルゴーニュの当たり年を例にご紹介します。
○ボルドー
1988年・1989年・1990年・1996年・1998年・2000年・2005年・2008年・2009年・2010年・2012年・2014年・2015年
○ブルゴーニュ
2002年・2005年・2009年・2010年・2011年・2012年・2014年・2015年
4.買取価格にどのくらいの違いがあるの?
当たり年の買取価格はどのくらい違いがあるのか「ロマネコンティ」を例にご紹介します。
(ある年のある店舗情報です。店舗によって差が生じます。)
○1945年 50,000,000円前後
20世紀に作られた中で最高の出来栄えといわれているワインで、750mlボトルは600本しか生産されていない稀少なものです。
○1990年 〜1,900,000円前後
この年のぶどうが最高に良かったことから破格の出来栄えといわれているワインです。
○2005年 〜1,550,000円前後
他のものよりも複雑で風味豊かと世界のワイン評論家が揃って大絶賛したワインです。
○1999年 〜1,500,000円前後
毎日雨で白いカビができる被害にあったにも関わらず、収穫されたブドウは最高の出来といわれた年のワインです。
○2010年 〜1,300,000円前後
比較的近年のものですが、生産地のぶどうの作柄が最高に良かったことで当たり年ワインといわれています。
5.当たり年ワインをできるだけ高値で売りたい!
ワインを高く売るには、当たり年や銘柄も重要になりますが一番は保管状態です。ワインセラーを使って正しく保管したものは高く買い取ってもらえます。ワインの温度は13〜25℃、湿度は65〜80%で保管しなくてはなりません。日本の気候ではすぐに劣化してしまいますのでワインセラーでの保管はとても重要なのです。
6.まとめ
ワインにはそれぞれ当たり年があります。購入する際も、売りに出す際も確認してみましょう。
お酒買取コラム