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ワインの王様「ブルゴーニュワイン」とは?

1.ワインの王様:「ブルゴーニュワイン」とは?

ワインがお好きな方は耳にしたこともあるでしょう、「ブルゴーニュワイン」。
具体的に何が凄いのか?また、どんなものがあるのか?本項ではそんなブルゴーニュワインについて触れていきます。

2.ブルゴーニュとは?

フランスの地区名であり、「ボルドー地区」と並んでフランス2大ワイン名産地として非常に有名で、銘柄ワインを語る上で絶対に外せないと言われるほどです。その歴史は古く、フランスの王族や貴族からも愛されてきました。
ブルゴーニュワインは基本的に1つのブドウ品種から造られており、赤ワインは「ピノ・ノワール」、白ワインは「シャルドネ」を主に用いています。土地や醸造法がワインに表れやすく、不作など自然の影響を受けるなど、繊細な味わいです。
特に土地は重要視されており、畑の中の更に細分化された「クリマ」という区画ごとに格付けがあり、それによって扱う品種は同じでも「ドメーヌ」という生産者が違い、出来も違ってくるのがブルゴーニュの特徴です。
格付けは大きく分けて4つあり、
・グラン・クリュ(特級)
・プルミエ・クリュ(1般)
・村名クラス
・地域名クラス
があります。

3.有名なブルゴーニュワイン/ワイン名醸地

〇ヴォーヌ・ロマネ
世界的にも知名度が高く、中でも「ロマネ・コンティ」はブルゴーニュワインで最も有名にして、世界一高価と名高い赤ワインです。
専用ブドウ畑が1.8ヘクタールしかなく、更に年間平均約6000本しか生産されないため、極めて稀少価値が高く、多くの逸話があります。
徹底した品質から造られており、年代にもよるので味は一概に形容し難いですが、一般的に淡くも艶美な余韻が魅力で、理解が難しいほどの深みがあるそうです。

○シャブリ
ミネラルが豊富で、凛とした綺麗な酸味が特徴の辛口で、日本では最も売れているブルゴーニュ白ワインとされています。魚介類と相性が良いそうです。

○シャンベルタン
「ブルゴーニュワインの王」と称えられている赤ワインブランドです。芳醇で、力強さと品格を兼ね備えた堅牢な味わいで、ナポレオンが愛したことで有名です。

○ムルソー
「ピュリニー・モンラッシェ」「シャサーニュ・モンラッシェ」と並び、ブルゴーニュ3大白ワインと呼ばれ、長期熟成から成す妖艶でコクのある華やかさ、豪勢な味わいは「金の一雫」と謳われるほどです。

○ボジョレー
ガメイという品種を使った産地で、特に「ボジョレー・ヌーボー」は日本でも近年お馴染みの赤ワイン。9月頃に収穫し、11月第3木曜日の解禁日に合わせて短期で造るため、フレッシュでフルーティーな味わいです。ブドウの質がワインに直結するため、毎年のブルゴーニュワインの指標となります。

4.まとめ

これら以外にも、有名で美味しいブルゴーニュワインは数え切れないほどあります。ブルゴーニュに限らず、そもそもワインはとても奥深く、限りあるコラム内で語り尽くせないのが口惜しいほどに魅力へ溢れています。そんな広大なワインの世界を、少しでも感じ、また機会があれば味わって頂けたら幸いです。

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