お酒買取コラム

ワインの様々な「色」について

1.ワインの様々な「色」について

皆さんは何色のワインが好きですか?
ワインは一般的には赤か白か、更に言えばロゼかで大きく分かれていますが、実は様々な要素が絡むことによって色が混合したり、変わった色合いになるのをご存知でしょうか?
本項で少しご紹介していきます。

2.一般的なワインの色の変化・種類

ワインの色の変化は醸造法などモノにもよりますが、“熟成”の度合いによっての変化が大きいとされています。「ワインは生き物だ」と通な方は言いますが、それはワインが造られた後も熟成するものであるためです。
ワインの色の変化を熟成の進み具合順に挙げていきます。

・赤ワイン
淡いルビーや赤紫

オレンジ色

ガーネットやレンガ色

一般的に熟成が進むにつれて色が薄くなり、茶色みなどくすみがかかってきます。

・白ワイン
ライムイエロー

ゴールド系

トパーズ(黄玉)や琥珀色

一般的に熟成が進むと色が濃くなり、黄色みが増して琥珀色に近づいてきます。

・ロゼワイン
サーモンピンク

チェリーピンク

ラズベリーピンク

ロゼワインはフレッシュさを目指して造られています。一般的に熟成されることは少ないですが、ロゼワインには黒・白ブドウをブレンドしたものもあるため、黒ブドウ主体の場合はポリフェノール量が多く緩やかに褐色へ近づき、白ブドウ主体など淡いロゼワインは早めに黄色味を増してきます。

3.珍しいワインの色

・青
ワイン界の常識を覆した世界初の青ワイン…2015年、スペインの6人の若手クリエイター集団(酒造未経験)が造った「Gik(ジック)」が有名です。ブドウ色素のアントシアニンと天然着色料インディゴをベースに造った鮮やかな青で、ノンカロリーながらも甘口で飲みやすいそうです。ただ、伝統あるワイン界では当然というべきか、賛否両論あるのだとか。実際訴訟を起こされ、“法で定められている17のワインカテゴリーに当てはまらない”として、スペインではワインとしての扱いを否定されているそうです。
実は日本の山梨にも「勝沼ブルーワイン」というものがあり、“幸せを呼ぶ”と称されるスカイブルーで、フルーティーな甘口タイプです。

・緑
ポルトガルでは古くから有名なワインで、「ヴィーニョ・ヴェルデ」というものがあります。
正確な分類的には白ワインですが、ポルトガル語で “緑のワイン”を意味し、「ヴェルデ」が“若々しい、早熟”を指している通り、若摘みブドウを用いています。それゆえ淡い薄緑で、フルーティーでみずみずしい口当たりです。

・灰色
正確には白ワインですが、灰色ブドウを使った「グリ・ド・グリ(ヴァン・グリとも)」や、黒ブドウをうっすらと色づけて造ったブラッシュワイン(アメリカのロゼワインの一種)などがあります。

・黒
正確には限りなく黒に近い赤ワインで、フランスの“マルベック”という黒ブドウから造られるワインは黒色として世界的にも有名です。

4.まとめ

このように、ワインには様々な色が存在しています。色で熟成の度合いをある程度判断出来るので、選ぶ際の基準にもなります。ちなみに青や緑のワインなどは約1200円~とお求めやすいので、機会があれば是非ともご賞味あれ。

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