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お酒を燃やす!フランスの調理法「フランベ」

1.お酒を燃やす!フランスの調理法「フランベ」

フランベというものをご存知でしょうか?
フランベとはフランス料理などでよく用いられる、ブランデーやラム酒など度数の高いアルコールをフライパンに入れて、火を上げて仕上げるあの派手な調理法です。それにはどんな効果があるのか、また、どんな風に行うのか・・・本項ではそれについて解説していきます。

2.フランベの効果

主に、お酒の香りや風味を料理に加えることと、旨味を閉じ込める効果があります。主に肉料理や魚料理、更にはクレープやアイスクリームなどのデザート類にも用いられています。ちなみに、アルコール分は燃える時に飛んでしまうので、お酒が苦手な方や子供が食べても大丈夫です。

3.フランベのやり方

①ブランデーなど、度数の高いアルコールをカップに入れて用意をします。この時、出来れば30cc程度の量がいいそうですが、火の上がりが少し怖いと感じる場合はキャップ1杯位でも構いません。

②始める前に周囲を確認します。布巾やキッチンペーパーなど、燃えやすいものが無いか、また子供やペットがいないのか安全を確認します。

③調理を開始します。通常通りに材料を焼きます。完成の一歩手前でフランベを開始すると良いでしょう。

④先ほど用意したお酒をフライパンの中央に入れます。この時、怖くなって端に入れてしまうと、引火しやすくなり危険なので注意が必要です。

⑤フライパンを傾けて着火します。ある程度火柱があがってアルコール分が蒸発すれば自然と火が消えます。なので、お酒の量が少ないとより早く消えます。

※火を使うので、もちろん細心の注意が必要です。コンロ上部や周辺など、周りにキッチンペーパーや布巾など、燃えやすいものを置かないようにしましょう。思いのほか火が高く上がる可能性もあるので、近くに火災報知器があると感知してしまう場合があります。
また、換気扇のフィルターが燃えやすいものを使用していた場合、溶けたり燃えたりする場合もあり、家庭の室内でやるのはリスクが多いので、どうしても行いたい場合は入念なチェックを行ないましょう。

4.その他注意点

火柱が怖くて弱火で行なったり、極端にアルコールの量が少ないと火がつかない場合があります。フライパンの中が水っぽくなり、香りや風味も半減してしまうので、準備万端にして、強火で行うのが望ましいです。
また、通常15~20秒ほどで火柱は消えますが、万が一消えなかった場合は蓋をしましょう。この時、ガラス製の蓋だと割れてしまう危険性があるので、金属製の蓋を用意しましょう。
更に、火柱を覗き込むと髪の毛が燃えてしまったり、服に引火したりと火傷の原因にもなるので、絶対に覗き込まないようにしましょう。また、煙も多く出るので、換気扇は必ず回して行いましょう。

5.まとめ

フランベは料理を一層引き立たせてくれますが、当然危険性もあるハードルのやや高い調理法です。もしも行う場合は念には念を入れ、安全に十分配慮しましょう。

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