お酒買取コラム

「ビール」「発泡酒」「第三のビール」は全部ビール?何が違うの?

1.「ビール」「発泡酒」「第三のビール」は全部ビール?何が違うの?

こんにちは!
夏といえばお祭りですが、お祭りといえばビールのイメージ!
その何気なく飲んでいるビール、実は細かい定義があるのをご存知でしょうか。
「ビール」「発泡酒」「第三のビール」これらは一体何が違うんでしょう?

2.ビール

麦芽・ホップ・水が原料で、麦芽の使用量が50%以上でアルコール度数20度未満のものを「ビール」と呼びます。1905年に初めてビールの定義が決められたときは77%以上、1908年には67%以上になり、今年2018年4月1日からは酒税法の改正に伴って50%に変更となりました。
また、その酒税法改正で副原料として使用できる種類が増えました。それまでは米・麦・とうもろこし・じゃがいもなどごく一部のものしか使用できませんでしたが、現在は果実や香辛料も使用可能になったため、ハーブや果実で香りづけをした「クラフトビール」と呼ばれるものもビールとして認められるようになりました。

3.発泡酒

「発泡酒」は、麦芽の使用量が50%未満、アルコール度数20度未満のものを言います。原料の一部に麦芽や麦が使用されているものですが、厳密にいうと原料の一部に麦が使用されているものは発泡酒に分類されます。その他の原料は制限がありません。それにより商品によっては「ビール」にはないカロリーオフやプリン体カットといった商品を作ることができます。

4.第三のビール

この「第三のビール」と呼ばれるものには種類があります。
麦芽や麦などが原料の蒸留酒が原料の一部に使用されているものは「発泡酒」と表示ができないため、「リキュール(発泡性)①」と表示されます。簡単に言うと発泡酒にさらに別のアルコールを混ぜて作られたものです。
「その他の醸造酒(発泡性)①」と表示されているものは、麦芽以外の原料を発酵させて作ったものです。大豆やコーンスターチ(とうもろこし)などが使われています。
実はビールメーカーでは第三のビールとは呼んでいません。それは本来の「ビール」とは定義が全く異なるものなので、ビールと同じものという誤認を防ぐためで、「新ジャンル」と呼ばれています。

5.実はどれも「生」?

居酒屋ではよく「生1つ」と話しているのを聞いたことがある方もいると思いますが、この「生」とよく言われているもの、実は「ビール」でも「発泡酒」でも「第三のビール」でも「生」と言えます。
えっ?と思った方もいるかもしれませんが、そもそもこの「生」というのは製造工程で熱処理をしていないものを指します。熱処理されていないものは、上記3つのものも、缶でも瓶でも、居酒屋でビールサーバーで注いだものも全部「生」なのです。
容器によって味が違って感じたり、サーバーで注がれたものは泡がきめ細かくて美味しく感じるので「これが生!」と思う方もいると思いますが、実際の中身は同じもののようで、
ジョッキや温度、泡の量や質など様々な影響で違うように感じているようです。

6.味や値段の違いなど、結局は好み!

ビール、発泡酒、第三のビール(新ジャンル)について解説してきましたが、それぞれ味も値段も変わります。ビールは飲めないけど発泡酒や第三のビールは飲めるという方もいますし、ビールしか飲まない!という方もいます。これに関しては本人の好みがあるので、どれが良い悪いではなく、自分が美味しく飲めるものを選んで楽しくお酒を飲みましょう!

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