お酒買取コラム

「ドンペリ」誕生秘話…買取のポイントについて

1.「ドンペリ」誕生秘話…買取のポイントについて

「ドンペリ」という名前は多くの方が聞いたことがあると思います。身の回りの方に聞くと「高級」「豪華」「キャバクラ、ホスト」というイメージが出てきました。実際に見たこと、飲んだことがなくてもイメージが湧いてくるような有名なお酒です。
一体どんなものなのかご紹介していきます。

2.ドンペリ誕生のきっかけとは

「ドンペリ」と呼ばれることが多いですが、正式名称は「ドン・ペリニヨン」といいます。
ドンペリは、フランスの「モエ・エ・シャンドン」社が製造しているシャンパンです。シャンパンの誕生に深く関わりがある、フランスの修道士「ドン・ピエール・ペリニヨン」の名前から付けられました。
シャンパーニュ地方では元々赤ワインを製造していましたが、同じくフランスのブルゴーニュ地方の赤ワインにはかなわないと考え、白ワインの製造を考えます。その製造過程で泡が発生したものがありました。泡のない白ワインを製造することに試行錯誤していましたが、その発泡性のものが輸出先の貴族の間でまさかの人気になり、シャンパン誕生のきっかけとなりました。偶然の産物だったというわけです。
ドン・ピエール・ペリニヨンが他界した後、モエ・エ・シャンドン社が彼の修道院とぶどう畑を所有し、功績を称えてドン・ペリニヨンと名前を付けて販売をしたのが誕生です。

3.シャンパンとスパークリングワインの違い

発泡性のワイン全般がシャンパンと呼ばれることもありますが、正確にはフランスのシャンパーニュ地方でつくられ、フランスのワインの法律の規定条件を満たしたものだけが「シャンパン」と名乗ることができます。それ以外の発泡性ワインは「スパークリングワイン」と名前が区別されています。

4.ドンペリの種類

一口にドンペリといっても種類があり、特徴や値段が大きく変わります。
・白(8年熟成)14,000前後
一般的にドンペリと呼ばれるのがこのオーソドックスな白です。

・ロゼ(8~10年熟成)25,000~
 色がピンク色をしているので、ピンクのドンペリ、「ピンドン」と呼ばれているものがこのロゼです。

・P2(16年熟成)40,000~
 以前はエノテークと呼ばれていました。第二段階の熟成ピークを迎えたというコンセプトのものです。

・レゼルブ・ド・ラベイ(20年熟成)100,000~
 「ドンペリゴールド」と呼ばれる希少なもので、値段も一気に上がります。

・P3(25年以上熟成)300,000~
 第三段階の熟成ピークを迎えたもので、レゼルブ・ド・ラベイと比較してもさらに希少なもので、値段も3倍以上に上がります。

5.買い取ってもらうときの注意点

ドンペリはその年1年間でとれたぶどうだけを使用しているため、年間の生産本数が少なく希少価値の高いシャンパンです。熟成期間が長いものはさらに本数が少なく、ますます価値が上がります。
その希少性を無駄にしないためにも、高額に買い取ってもらうためには保存状態が良いもの、保存品が揃っているものが望ましいです。
たとえ未開封でも、保管の仕方によってはコルクがカビてしまったり、中の液が蒸発・漏れてしまうことがあるので、保管方法には注意しましょう。
ワインセラーで保管するのが最適ですが、自宅にワインセラーがある方はほとんどいないかと思うので、そんな場合は冷蔵庫で保管しましょう。10度前後がいいと言われていますので、野菜室だとより適した温度で保管できます。
もらったけど飲まないんだよなあ…なんて場合はいっそのことすぐに売ってしまいましょう。保管しておくよりも状態が良いまま買取にだせるので、マイナスポイントが少なく済みます。
飲んでも良し、買取に出しても高額買取が見込めるので、自分の好みに合わせて決めましょう。

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