ビールの世界でもある「オーガニック」
1.ビールの世界でもある「オーガニック」
世の中では「オーガニック」という言葉をよく見かけますよね。そして、オーガニックという言葉が付くだけで、特に女性は手に取る人が増えます。皆さんは「オーガニックビール」をご存知でしょうか。実は、ビールの世界でもオーガニックと付くものがあるのです。ここでは、オーガニックビールとはどういったものなのか、ご紹介したいと思います。
2.オーガニックビールとは?
ビールの原料の基本は麦芽・ホップ・水・酵母で作ります。そのなかの、麦芽とホップが農薬や化学肥料に頼らずに有機栽培したもので作ったビールのことをオーガニックビールといいます。
酵母も天然酵母を使用することができれば良いのですが、天然酵母は品質を一定に保つことが難しいことや量を確保することが難しいので、一般的には培養のものを使うことが多いです。
3.オーガニックビールと呼ぶための定義はあるの?
先程、紹介したように日本では有機栽培したもので作ったビールをオーガニックビールと呼びますが、世界ではオーガニックと証明を出す機関がいくつかあるのです。
例えば、EU諸国・オーストリアの「BIO認証」は、化学肥料を使用せずに有機農法によって栽培された作物とそれを使用した食品に対する認証方式となります。ヨーロッパではこの基準が設けられ、ドイツのオーガニック専門のお店には、認証マークがついているビールのみを置くのだそうです。
4.どんな味がするの?
それぞれ、作っている醸造所によって味は違いますが、どれも共通しているのは「クリアでさっぱりしたビール」ということです。口あたりが軽く、後味もすっきりした味わいのビールが多いです。苦みはそれぞれで、しっかりあるものもあれば抑えられているものもあります。比較的、飲みやすいものが多く、ビールに慣れていない方や女性におすすめです。
5.日本でも作られている?
世界と比べると少ないですが、日本でも作られています。
日本ビールの「有機農法ビール」、ヤッホー・ブルーイングの「サンサンオーガニックビール」、新潟エチゴビールの「有機栽培プレミアムビール」、三重の細川酒造の「上馬ビール」、岩手県地元企業5社の協同組合の「いわて蔵ビール」、北海道麦酒醸造の「小樽麦酒」など、世界に比べると少ないとはいえ多くのビール会社でオーガニックビール作りに挑戦し、日本でも定着してきました。
6.まとめ
どの世界でもオーガニックは体に良いといわれていますが、原料などを見ると良い理由も分かりますよね。ちょっと体が疲れているけれど、お酒を飲みたいというときはオーガニックビールをおすすめしたいですね。
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