お酒の適量はあるの?
1.お酒の適量はあるの?
会社の飲み会などで、お酒を飲む機会が多い方もいると思います。「百薬の長」とも言われるお酒ですが、飲み過ぎてしまっては「害」になってしまいます。
今回はそんな「お酒の適量」をご紹介していきます。
2.お酒の適量はどのぐらい?
自分にとっての適量は人それぞれありますが、厚生労働省が推奨する国民健康づくり運動によると、純アルコールで1日当たり平均20g程度になります。
また、一般的に女性は、男性に比べてアルコール分解度が遅いため、男性の1/2~2/3程度の飲酒が適当だとされています。節度ある飲み方は、肝臓をいたわるだけでなく、摂取エネルギーの節減にもつながってくるのです。
アルコール20gの目安量
・ビール 中瓶(500ml)
・ワイン グラス2杯(200ml)
・日本酒 1合弱(160ml)
3.純アルコール量の計算式
アルコール度数5%のビールとアルコール度数40%のウイスキーを1杯ずつ飲んだのでは、アルコール量は全然違ってきます。
およその目安にはなりますが、下記の計算式をつかって純アルコール量を出してみましょう。
お酒の量(ml)×〔アルコール度数(%)÷100〕×0.8
例)ビール中瓶1本 500×〔5÷100〕×0.8=20
4.こんな行動はNG
〇飲酒後の運動や入浴はNG
飲酒後の運動や入浴は体にとって良くありません。たくさん汗をかいた分だけアルコールが汗として排出されるのではなく、逆に脱水症状を引き起こす可能性があります。入浴も、心臓に負担がかかり、血圧も高まるので飲酒後の運動や入浴は控えるようにしましょう。
〇運動後や入浴中の飲酒もNG
反対に、運動後や入浴中の飲酒もやめましょう。心拍数が上がっている状態だと酔いが早くまわり、心臓にも負担がかかります。
さらに運動後の飲酒は、筋肉の疲労回復が遅れる可能性があります。
5.正しいお酒の飲み方
〇休肝日をつくる
毎日お酒を飲むことで、肝臓に負担をかけてしまいます。週に2回は休肝日を作り、肝臓を休ませることも大事です。
〇空腹時は飲まない
空腹時は胃が空のため、お酒を飲むとアルコールの吸収が早く、悪酔いの原因になります。胃壁を守るものがないため、強いお酒は胃の粘膜に大きなダメージを与えてしまいます。
〇強いお酒は薄めて
アルコール度数の高いお酒は、胃腸への刺激が強い上に酔いが回りやすくなっており、肝臓への負担も高まってきます。アルコール度数が高いものは、水などで薄めて飲むようにしましょう。
6.まとめ
今回はお酒の適量についてご紹介してきました。自分の適量を知った上で、楽しくお酒を飲みましょう。
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