秋におススメ!「ひやおろし」美味しい飲み方を伝授!
1.秋におススメ!「ひやおろし」美味しい飲み方を伝授!
お酒と聞いて皆さんは何をイメージしますか?
今回私がおススメしたいお酒は「ひやおろし」という日本酒です。日本酒自体、知らない人がいないと言うくらい知名度が高いお酒ですよね。実は日本酒は季節に合わせて味わうことが出来るのです。
そこで今の季節にピッタリ!「ひやおろし」について紹介します。
2.ひやおろしについて
はるか昔の江戸時代に誕生しました。
冬に絞られた新酒が劣化しない様に、春先に加熱殺菌した上で大桶に貯蔵したままひと夏を越し、外気と貯蔵庫の中の温度が一定になった頃に、2度目の加熱殺菌をしない状態の「冷え」のまま大桶から樽に卸して出荷したことからこう呼ばれるようになりました。
暑い夏に涼しい温度で保たれた酒蔵で眠り熟成をより深くして、秋の訪れで目覚めることから秋に合うお酒として好まれています。落ち着いた香り・濃密なとろみ・滑らかな舌触りが特徴です。
3.時期は?
ひやおろしの時期は秋口の9月~11月となっていて、一年の中で最も旬の味を楽しめる季節に出回っています。ひやおろしは秋に美味しい秋刀魚や松茸とも味がマッチして秋にピッタリのお酒です。
ひやおろしとは言っても、早くから熟成して飲み頃を迎えるもの、ゆっくりと熟成して遅めのタイミングで飲むものまであり幅広いのです。
4.清酒・生酒とは違うの?
果たしてどんな違いがあるのでしょうか。
清酒は火入れを2回行い発酵を止めているので香味を保ち続けています。
生酒は火入れを行わない酒のことを言います。
それに対してひやおろしは一度だけ火入れしたお酒のことを指すので、そこで違いが生じます。
5.時期別!おススメひやおろし!!
ひやおろしは日を追うごとに味が変わるので、楽しみ方は時期によってもかなり違います。そこで時期別のおススメの日本酒を紹介します。
〇夏越し酒(なごしざけ)
9月に出回るひやおろしは、夏を越し涼しい風が吹き始めたばかりの時期に出回る為、夏越し酒と呼ばれています。夏越し酒は粗さが取れて苦みや渋味が和らいでいて、濃厚なのにも関わらずまろやかな味わいです。冷えで飲んでも良し、常温で飲んでも良し。和洋どちらにも合うと思います。
〇秋だし一番酒(あきだしいちばんざけ)
10月に出回るひやおろしは秋も深まった時期に解禁になることから秋だし一番酒と呼ばれています。香りと味どちらも良く、冷えでも燗でも楽しめるお酒になっています。
〇晩秋旨酒(ばんしゅううまざけ)
11月に出回るひやおろしは晩秋を迎えて、「熟れきった豊醇」と言われていることから晩秋旨酒と呼ばれるように。濃厚さが特徴となっていて、ゆる燗・熱燗がおススメです。醤油や塩・味噌をきかせた料理によく合います。
冷えや常温、熱燗のほかにもおススメのものがあります。
マイナス10~15度でシャーベット状に「みぞれ酒」にするのもおススメです!
6.まとめ
今回は秋にピッタリ「ひやおろし」について紹介しました。季節に合う日本酒ってあるんですね!是非今の季節にピッタリのお酒、飲んでみませんか?
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